会社を退職するときに知っておくべきこと5つ【これをやらないと損】

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退職に向けて

わたしは30年務めた会社を退職しましたがこれが初めての退職でした。

訳も分からず退職手続きをしたのですけれども、今考えるとやってよかった事やこれをしておけばよかったという事があります。

退職した後では取り返せないもったいない事もありました。

その時の経験を踏まえて、これから会社を退職する人に「知っておいたほうが良いこと」を紹介します。

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会社を退職するときに知っておくべき事5つ【これをやらないと損】

「知っておいた方がいい事」とは次の5つになります。

  1. 有給休暇消化
  2. 会社の事を心配しない
  3. 引き止めを振り払う事
  4. 退職は月末に
  5. 次の会社を決めておく

人によっては5番目はやらなくてもいい事もありますけれども、基本この5つの事はやっておいた方がいいです。

特に1番と4番はやらなければ、金銭的に大きく損をします。

有給休暇消化

何年か働いていたとしたら有給休暇があるはずです。

有給休暇の定義や要件は、労働基準法第39条の1項に記載されています。 雇入れの日から継続して6ヶ月間勤務し、全労働日のうち8割以上出勤した労働者に与えられる休暇が有給休暇です。 有給休暇の最低日数は10日です。

おそらく、すべてを使い切っている人は少ないのではないでしょうか。

有給休暇の未消化分は翌年に繰り越しが出来ますけれども、それ以上になると消滅してしまいます。

フルタイムの場合、有給休暇は最高で40日分あるはずです。(前年分20日+本年分20日)

これを使わないで辞めるのは非常にもったいないので使い切りましょう。

有給休暇は労働者の権利です。日給が1万円だとすれば、10日残せば10万円分を損した事と同じです。

わたしは結局14日残して退職したので、およそ14万円を捨ててしまいました。

会社が困るだろうと思って有給休暇を使わずに、最後まで働くとこはしないほうが良いです。

会社はこの申し出を拒むことは出来ませんので、この有給休暇を加味して退職日を考えましょう。

有給休暇は給料明細等に記載されているはずです。

どうしても今すぐに辞めたいと思うならば別ですけれども、法律上は2週間前に退職を願い出なければなりません。

会社によってはこれ以外の規則があるのでよく確認して早めに出すことをお勧めします。

会社の心配はしないこと

よく辞める人は「自分が辞めると会社が困る」と思いがちですけれども、会社はあなたが思う程困りません。

現実は会社はあなたが居なくなったぐらいでは全く困りません。

わたしはこれを勘違いして退職が伸びてしまいました。

仕事を辞めようと悩んでいる人に【辞めても会社は何も変わりません】
昨日は前の会社の人と飲んだのですが会社は辞めた後も何も変わらず回っているみたいです。私一人が辞めたところでもちろん何も影響はないのですがもし自分が会社を辞めたら困るだろうと思って辞められない人がいたらそんな考えは捨てたほうが良いです。

確かに残された人たちは、一人いなくなったので仕事量は増えるかもしれませんけれども、その内新しく人が補充されます。

もっとも、辞めるのですから後のことは考える必要はありません。

会社の心配よりも、まずは自分のことを優先すべきです。

引き止めを振り払うこと

会社から引き止められることがあるかもしれません。

「何が不満なのか」とか「どうしたら辞めることを考え直す」とか言われるでしょう。

もし、自分が辞める理由が給料や福利厚生などの待遇面だとして、それが改善されるならば引き止めに応じても良いかもしれません。

まず受け入れられないでしょうけれども、仮に受け入れられたとしても確実にあなたの人事的評価はマイナスになっています。

超絶優秀な人なら別ですけれども、将来的に出世は望めないかもしれません。退職という反旗を会社に見せているので、その事実はずっと残ってしまいます。

いつまたやめるかもしれない人を会社は登用しません。

残っても地獄です。

退職は月末に

退職するなら月末がベストです。

何が得かと言いますと、健康保険料と年金保険料が得になります。

退職する場合の健康保険料や年金保険料は、「退職日」と「資格喪失日」の2種類の締め日で事務手続きが行われます。

資格喪失日とは会社の健康保険協会の資格(被保険者)を喪失する日で、退職日=資格喪失日ではなく、退職日の翌日が資格喪失日となる(健康保険法第36条)

そのため月末に退職するとその月まで会社が半分負担してくれます。逆に月の半ばで退職してしまうと、その月から全て自分で負担しなければいけません。

例えばわたしのように3月31日で退職した時ならば、資格喪失日が4月1日となり、3月分は年金保険料と健康保険料は会社と折半になります。

でも3月30日に退職したとすれば、資格喪失日が3月31日となり3月分は全額自分の負担になってしまいます。

厚生年金は国民年金よりも優遇されているので1か月でも長く入っておいた方が得です。

会社の社会保険の最大のメリットは、会社も保険料を半分負担してくれている点です。最後まで利用しない手はありません。

1か月分とは言え1万円や2万円は得することになります。

次の会社を決めておく

最後は人それぞれですけれども、辞めた後も働こうと思っている人なら、辞める前に次の会社を見つけておくことです。

辞めてからすぐに次の会社が見つかればいいのですけれども、なかなか思うようにならないかもしれません。

無職期間が長くなると就活にも影響してきます。

不利益になる事もあります。

何よりメンタル的に良くないでしょう。

逆にしばらくは働かないと思っている人なら、何もする必要はありません。

立つ鳥跡を濁さずと思っていたら損してしまいます。

今日の一言

全てやってから退職しよう。

コメント

  1. しったかぶり より:

    3月31日に辞めるのは一番損です。通常4月1日に翌年の年休20日が付与されるので、3月31日までに失効する前年繰越20日を使い切り、4月1日から新しく付与された20日と前年繰越を使いきって4月とか5月に辞めるのが賢い辞め方です。

    国民年金より厚生年金が優遇されている?額面にとらわれ過ぎです。雇用主負担と従業員負担が何年で取り戻せて、国民年金だと何年で取り戻せるか計算したら厚生年金が得だなんて言えなくなりますよ。

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