無職になってしまったので今月から国民年金を払っていく事になります。
今のシステムが変わらなければ60歳まで払い続けて満額貰えるのは原則65歳になってからです。
少ない
もらえる金額は月にして10万円くらいになるのではないでしょうか。
これって生活保護よりも少ない金額です。
わしには10万円あれば十分じゃ。チュールがたくさん買える。
日本国憲法第25条
すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。
このように憲法には書いてあるのですが「健康で文化的な生活」はちょっと無理そうです。
30年働いても貰える年金が月10万円。
定年まで働いていたら月16万円くらいもらたので自業自得なのですけれど。
よく年金だけでは生活できないと言われています。
そもそも年金って老後の生活のすべてを保障することが確約されているものなのでしょうか。
年金で生活費のすべてを賄えるって誰が言ったのでしょうか。
年金で老後の生活がすべて保障されるって誰か言った?
「公的年金だけでは生活ができない」という記事をよく見かけます。
年金の減額に対して訴訟も各地で起っています。
公的年金の支給額は7年前から、国の社会保障制度改革の一環として法改正で段階的に引き下げられました。この引き下げをめぐって、大阪府に住む年金受給者約100人が、健康で文化的な最低限度の生活を保障する憲法25条に違反するとして、取り消すよう求めていました。10日の判決で、大阪地裁は年金の引き下げについて「憲法に反して無効であるということはできない」として、原告の訴えを退けました。原告側は控訴する方針です。原告側によると、同様の裁判は全国39の地裁で起こされ、すでに8件の判決が言い渡されていて、いずれも訴えは退けられています。
もちろん年金は多いに越したことはありませんがそもそも年金だけで老後を暮らしていけますよって国は言ってないのですよね。
年金で死ぬまで遊んで暮らせます
誰も言ってません。
もともと年金は老後の生活の一助としてつくられたはずなのですがなぜか年金で老後は暮らせるのが当たり前とみんな思っているのです。
もちろん私もそう思っていました。
かなり昔の事になりますが小泉元総理が以下のように言ってます。
「公的年金だけで全部生活費をみるということとは違うと思うんですね。大きな柱の一つになってきているというのは事実でありますが、そのほかに日ごろの備えをしていかなきゃならないという点もあるでしょう」(参議院決算委員会 平成16年05月31日)
かなり以前なら年金だけで生活できたのかもしれませんがそれも今や昔の話です。
年金は老後の生活の補助でしかありません。
全額を年金だけで暮らしていくのは所詮無理なのです。
年金の問題
年金の問題は受給額もそうなのですけれども一番は支払額の不公平感ではないでしょうか。
支払額と貰える額の差額
いわゆる世代間格差。
これがあるからみんな不満を持っているのでしょう。
払った額以上貰える人がいる一方、払った額以下の人もいます。
国民年金で言えば昭和50年は月額で1,100円でしたが令和3年では16,610円になっています。
その差約15倍です。
時代が違うとはいえ物価や収入がその当時と比べて15倍になっているわけではありません。
支払額がかなり増えていると言えます。
ものによっては物価は下がっているものもありますからもっと差が大きいかもしれません。
損をするなら払いたくない
そんな人がいてもおかしくは無いですね。
まあただ国民の義務なので払わなければいけませんが。
年金は保険と一緒
年金は結局は保険と一緒なのです。
一生涯保証
保険会社のセールストークによく使われる言葉ですけれどもこれと同じですべてを保証してくれるものではありません。
生きている限りはお金を貰えるけれども生活にかかるすべてのお金ではない。
老後の生活の一部を手助けしてくれるもの。
年金だけでは死ぬまで生活は出来ません。
大部分は自己責任でお金を貯めて足りない分を年金で生活しなければならないという事です。
文句を言っても仕方がないので自分で何とかするしかないのです。
今日の一言
でも年金10万円はきびしい。
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