むかし石川啄木は言いました。
働けど働けど猶わが暮らし楽にならざり
ぢっと手を見る
そしてこう思いました。
あっ指紋がない。
これで犯罪をしても捕まらない。
俺は金持ちになれる。
俺は海賊王になるんだ!
偉人がそんなこと思うかボケ。
むかしならいざ知らず現在は指紋がなくても捕まります。
DNA検査や防犯カメラなどがあるのでやめましょう。
犯罪は割に合いません。
そして現在は多くの人も石川啄木と同じように思います。
働けど働けど猶わが暮らし楽にならざり
働いても働いても生活は楽にならない。
給料は増えず年々苦しくなる。
贅沢は望んでいない。
普通に暮らしていければいい。
どうしたら楽に暮らせるようになるのかと。
【シンプルイズベスト】世の中見栄や恥を捨てると生きやすい
ある人は生活が苦しいので投資や副業で稼ごうとします。
またある人は節約で使うお金を減らそうとします。
前者は今の生活水準を落とさず暮らしていけます。
後者は生活水準を落として身の丈に合った生活になります。
でもどちらにしてもやりすぎるとかえって負担が増します。
ほどほどにどちらも取り入れていくのがいいのだと思いますけれどもいざやろうと思うとなかなか難しいものがあります。
ただわたしは思います。
どちらかといえば後者のほうが生きやすいのではないかと。
そして簡単なのではないかと。
ただ節約しているとだんだん嫌になります。
惨めになります。
辛くなります。
ではどうしたらいいのか。
見栄や恥を捨てることです。
周りの目を気にしない。
これさえできれば楽にそして豊かに生きることが出来るのではないでしょうか。
見栄や恥のためにお金を使うのをやめる
すし屋やうなぎ屋など食べ物屋にはいろいろなメニューがあります。
同じメニューの中でもランクがありどれを選んだらいいのか悩むことがあるでしょう。
松・竹・梅
特上・上・並
いつも何を頼みますか?
以前お店の人に聞いたことがあるのですけれども一番注文が多いのが真ん中の竹や上だそうです。
続いて松・特上。
一番少ないのが梅・並と言われています。
おそらく理由としては梅や並は一番下だから恥ずかしいとかお金がないと思われるのが嫌なのだと思います。
でも実際は梅(並)も竹(上)もそんなに変わるものではないのです。
むしろ梅のほうがコスパがいいのです。
お店は慈善事業でもなく当然営利を目的としています。
中には趣味かと言いたくなるお店もあるでしょうけれどもそれは稀です。
そんな店を見つけたらラッキーと思って食い倒しましょう。
普通は一番注文の多い商品に対して利幅を多く設定しています。
そう考えると見栄や恥のために損をしていることになります。
見栄や恥のためにお金を多く払いましてやコスパが悪く二重で損をしていることになります。
クルマにしてもそうです。
3ナンバーの車や外車は人からカッコイ~と思われます。
一方軽ならしょぼ~いと思われます。
クルマ好きなら外車を選んでもいいと思いますけれども普通の人が車を選ぶ基準はそんなにないでしょう。
でも多くの人は軽を選ばずに普通車を選びます。
軽を買うのは恥ずかしい。
周りによく思われたい。
ビンボーと思われたくない。
そんな思考が働いている人もいると思います。
両社の違いは見た目だけです。
公道でサーキットのようにレースをするならまだしも60キロで走るならどちらもそん色がありません。
ポルシェなら逆に公道を30キロで走るとぶっ壊れます。
高い税金と車両価格。
恥や見栄のために多くのお金を失ってしまいます。
ホントの金持ちはシンプルなビンボー生活
わたしは職業柄多くのお金持ちに会ってきました。
要塞かと言いたくなるような家。
ベンツにBMWにジャガー。
食料はデパートで調達。
いかにも金持ちといった人がゴロゴロいました。
でもホントに金持ちだと思ったのはビンボーづらをしている人です。
家は普通もしくは廃墟のようなボロボロ。
クルマは軽もしくは自転車。
服はユニクロもしくはスーパー。
普通の人よりも質素な生活をしています。
よれよれの小汚いじいさんばあさんかと思ったら実は金持ち。
そこには見栄も恥もない。
ブランド物も美術品も興味がない。
商売上では用無しのお客さんでしたが・・・・
間違いなく金持ちでした。
むしろ自らビンボーを演出しています。
恥や見栄は一銭にもならないことが分かっているからこそできることです。
ただ理由はもう一つあってビンボーだと悪い人に狙われないからというのもあるそうですが。
生活が苦しいと言っている人に限って見栄や恥を気にする
ビンボーは犯罪ではありません。
悪いことをしていることでもない。
生活が苦しいと言っている人は自分で自分の首を絞めています。
見栄や恥のために使わなくてもいいお金を使ってますますビンボーになる。
お金がない人がいかにもお金に困っていないと演出する。
そしてますますビンボーになる。
そんな恥ずかしいことが出来るか~
そう思っていると泥船が沈んで逃げ遅れてしまいます。
見栄や恥を捨てると楽になります。
どうしてもいやならビンボーを演出してみる。
実は困っていないけれどもビンボーのふりをしている。
そう思ってやればいいのではないでしょうか。
日本人は恥を嫌い見栄を大事にします。
そんなの一銭にもならず百害あって一利無しなのです。
今日の一言
恥や見栄を捨てれば生きやすい。
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