わたしは2021年3月に地方のデパートを30年間勤めた後退職をしました。
現在無職で失業の身なので半年間何もしていません。
働かなくても取り敢えずは失業手当があるので生活は出来ます。
ただ、何もしないのもどうかと思って最近アルバイトを始めました。
30年ぶりのバイトですが、これがまた楽しい。
時給1,000円。
8時間拘束で実働5時間。
(待機時間が多いのです)
仕事は単純労働ですが毎回役割が変わって飽きません。
大学生から主婦の方、わたしと同じおじさん。
いろいろな方々がいます。
そこには上下関係もなく平等の関係です。
そんな感じで働いていますがつくづく思ったのは、何と今までの30年間の正社員生活は辛かったのか。
特に中間管理職は割に合わないという事です。
退職して分かった中間管理職が一番つらいワケ【リストラは幸せ?】
ほとんどの方はおそらく30年働いていたら半分以上は中間管理職の立場になると思います。
ここで言う中間管理職とは役職者です。
(一般的には課長のことを指すと思いますが、中間管理職を主任・係長・課長という事にします)
中間管理職は上司と部下の立場を併せ持ったかわいそうな存在です。
なぜ中間管理職が一番つらいかといいますと、すべての厄介事が回ってくるからです。
下からの突き上げ、上からの命令・無理難題。
重い責任とそれに見合っていない給料。
30年間の時給を計算してみたら1,000円以下【正社員の現実】
日本の会社は上にいくほど楽になり、中間だけが重い負担をかけられます。
コスパの面だけで見れば、一般か役員以上にならなければ割は合わないという事です。
今アルバイトをしていますが、指示に従うだけはホント楽です。
しかも失敗しても責任を取らされることはない。
気楽です。
反対に中間管理職は上記のようなかわいそうな役割を担っています。
さらに現在では中間管理職と言えば40代から50代の方が多いでしょうからリストラや早期退職の標的にもされています。
もしかしたらリストラされる方が幸せで楽なのかもしれません。
下からの突き上げと上からの絶対命令
中間管理職は上司でもあり部下でもあるという中途半端な立ち位置です。
なのですべての厄介事が舞い込みます。
営業成績、クレーム、長時間労働すべてにわたって重荷を背負わされています。
部下からは突き上げられ、上司からは押さえ付けられる。
かと言って生活があるから自分から逃げることも出来ない。
損な立場です。
クレーム対応と労働時間
わたしの辛かった具体例を挙げますと、すべてのクレームがやって来ます。
相手は役職無しのペーペーでは納得しませんので、中途半端な役職者が対応することになります。
酷い時には上司は逃げて出てきません。
中間管理職が全てを収めなくてはならないのです。
また、労働時間が一番長いのが中間管理職だと思います。
働き方改革で多少マシになっているかもしれませんが、見てみぬふりをしている企業もあるでしょうし残業代も払われていないこともあるでしょう。
(そもそも課長は管理職なので残業代という概念はありませんが)
ストレスとお金どちらがいい?
中間管理職はおそらく日本一ストレスを享受する役職でしょう。
みんな我慢して働いています。
生活の為。
お金の為。
リストラされないため頑張る。
確かに仕事を辞めるのには勇気がいります。
リストラは悲しい事です。
でも、ストレスからは解放されます。
やめたら多くの方は収入が減るでしょうけど生活は出来ます。
何とかなるものです。
アルバイトは気楽でいいですよ。
対等ですから。
上下関係もなく、そこにあるのは平等な関係と責任のない仕事。
見栄やプライドを捨てればストレスは軽減できます。
割増退職金を貰ってストレスと無縁の生活をするのも一つの手ではないでしょうか。
どちらがいいのかは人それぞれですけれども。
今日の一言
それでも我慢して働かなくてはいけないのが現実。
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