無職の人は、この世の中にたくさんいます。
長年働いた後、定年して無職になった人は別にして、そのほかの人ってどうやったら働かないで暮らしているのでしょうか。
でも実際には無職の人はたくさんいます。
(中には不幸にも亡くなった人もいると思いますが)
まあ無職と言っても色々な状況がありますから一概には言えません。
でも働いている立場から見ればすごく羨ましいです。
無職は自由で何にも縛られない暮らしをしている
無職の人は無職なりに苦労があるかもしれません。
それほどいいものでもないかもしれません。
でも、羨ましい。
自由はそれだけ憧れが強いものです。
無職の理想と現実は
無職と言っても色々な状況が考えられます。
一般には無職とは職についていない人の事をいいます。
厳密には定職についていない事らしいです。
だからパートやアルバイトは無職になると言う事です。
そう言えば、新聞などで報道される犯罪者って年齢不詳 職業無職とよく見ます。
これってきっと定職についていない人も含まれているのでしょう。
パートでもアルバイトでも働いている事には違いはありません。
でも無職なんですよね。
ちなみに20年以上前のことですが、知り合いに生まれてから一度も仕事をしたことが無い、そんな人がいました。
只の一度も働いたことが無い
どうやって生活していたかと言うと、親の資産いわゆる相続で結構なお金を得ていたんです。
その人車はベンツ 時計はロレックス 食事はすべて外食してました。
性格もいい人だったので、いろんな人の餌食になってました。
色々物を買わされていたりお金を貸したりしていました。
この人を見ていて思ったのですが、これが無職の王道じゃないかと。
お金の心配をせず無職生活が出来る。
やりたい事だけしてやりたくないことはしない。
ホントこれぞ理想的な無職生活です。
無職には2種類有る
無職でもパターンによって大きく2種類に分けられます。
一つは何十年も働き、定年をして無職になった年配の人。
定年退職後年金を貰いながら暮らしている人です。
これが今現在の無職の大多数。
世間一般にはこのルートで無職になる事が普通です。
長年働いて、お金を貯えてその後は年金で暮らしていく。
大多数の人は無職に成っても貯金で何とか暮らしている。
世間のからも
「長年働いてご苦労様」「お疲れさまでした」
暖かく見てもらえます。
一方もう一つのパターンがこれ。
若くして無職になった人、仕事を途中で辞めて無職になった人、そもそも一度も働いたことが無い人etc.
この無職は定年して無職になった人と比べて世間のイメージは最悪です。
いい年をした大人が平日の日中からフラフラして。
まだ若いのにあの人無職なの?
陰口をたたかれます。
世界ではどうか分かりませんが、日本ではこういった無職は悪。
働けるのに働かないことは世間の非常識なのです。
日本国憲法にも勤労の義務が記されています。
憲法第27条
すべての国民は勤労の権利を有し義務を負う
憲法が国民はすべて働けと言ってます。
だから生活保護はよく叩かれます。
生活保護のイメージは働けるのにも関わらず、働かずお金を貰っている。
報道では一部の不正受給者がピックアップされますからそうなります。
でも実際はそんな事は無く、仕方なく生活保護で暮らしている人が大多数です。
無職は世間から叩かれる
働けよ
無職の世界に飛び込んだ人は、世間から非常識な人と思われ、非難されます。
特に若い人が悪く思われますが大きなお世話です。
誰にも迷惑をかけなければ、無職だっていいではないですか。
無職はダメ人間、無職は脱落者
これって偏見ですよね。無職になった経緯とか事情もいろいろあります。
宝くじに当たったりして一攫千金を手にした、会社が倒産して急に無職になった、相続して働く必要が無くなった、病気になった、いろいろあります。
定年まで働いて無職に成った人は良くて、それ以外の無職のパターンは悪。
世間の常識で言えば働くのが当たり前で、無職は怠け者で非常識な人と見られてしまいます。
働かないのは悪
そういった意見の奥底には、自分がしたくても出来ない羨ましさや妬みから来ているのもあるのではないでしょうか。
自分はいやいやながら働いているのに無職の人は自由に生きている。
だから無職は悪なんだ、叩いてしまおう。
無職は自己責任だがセーフティーネットがある
無職の中には自分から無職になった人と否応なく無職になった人がいます。
自分の意志で積極的に無職になった人は自己責任でやればいいのですが、否応なく消極的に無職になった人は(会社が倒産して解雇、身体的・精神的に障害のある人など)救わなくてはいけません。
無職になったとしても何年か働いていたならば失業手当が貰える場合もあります。
または生活保護という制度を利用する手もあるでしょう。
認めらている制度なので利用しましょう。
無職の理想と現実
よくYouTubeで無職系とかブログに無職生活を紹介しています。この人たちは恵まれた無職です。ホントに困窮していたらこんな事出来ません。
今日の食べるものにも困っていたらこんな事出来ません。
でも否定しているわけではありません。
これが私の理想の無職です
そこそこ暮らしていけるだけのお金を持って好きな事をして暮らしていく。
なんて羨ましい生活でしょうか。
実際、何人がこのような生活をすることが出来ているのか分かりません。
多分わずかな人たちなのでしょう。
でも現実は、何十年も働いて年金を貰いながら暮らしている。
中には年金だけでは生活生活が苦しい。
よく聞きます。国民年金は満額でも年間78万円くらいですから、それだけでは厳しいですよね。
年金受給年齢もだんだん上がっていますし。
厳しい環境
無職に一度なってしまったら這い上がる事は難しいです。
だから犯罪に走ってしまう人も出てくるのでしょう。
働けよ
世間はそう言うでしょう。
犯罪するなら働く、それは当然です。
何とかなると思って無職になったはいいが、結局どん底に陥る。
それが現実ではないでしょうか。なってしまった後に後悔しても遅いですが。
無職になろうと思っている人はよくよく考えましょう。
お金が有って若くて無職
これが最強の無職ですけれども、ただ言える事は、無職は思ったほど楽ではない。
今日の一言
誰だって無職を好きでやっているわけではない。
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