吾輩は無職である。お金はもうない。
A係長改め夏目A石です。
早いもので無職になって1年半。
そろそろ見習い無職から真の無職になったと言ってもいいかもしれません。
会社員なら仮採用から本採用へ。
やっと正式に認められた。
そんな感じでしょうか。
あっという間の1年半。
何とか生きている。
無職になったらどうなるものかと思っていたけどなんとかなるものです。
人は無職になったくらいでは死なない。
最低限の「家と服と食べ物」があれば生きていけます。
服なんて上下1セットあればいい。
わたしなんて毎日同じ服で過ごしています。
Tシャツとジーンズ。
これでこの夏乗り切った。
ホントのおしゃれな人は同じ服を複数持ってそれを着回ししています。
そう思っていれば気になりません。
ただこの1年半にはいろいろなことがありました。
良い事もそして悪いことも。
そもそも無職は世間から見れば決していい存在とは思われていない。
「働かない奴は捕まえてしまえ」
そんな考えを持っている人もいるでしょう。
一理はある。
ただ無職は誰にでも訪れる可能性のあるものです。
無職と言ってもいろんな無職がある。
リストラされて無職。
会社が倒産して無職。
年をとって無職。
働くのが嫌で無職。
もちろん私は自発的な無職なのでただのクズ。
関連:今ならまだ間に合う夏の自由研究。無職ってなあに【無職の観察日記】
無職はゴミ。生活保護はクズ。
「捕まえてしまえ」と思っているそこのあなた明日は我が身です。
無職はいつ何時訪れるか分かりません。
とゆー事で今日は無職になっても困らないように無職初心者の「あるある」の話しです。
今にも会社がつぶれそう。
会社から逃げたい人。
これから無職になる人に向けての心構えの一助になるかもしれません。
【無職あるある】初心者無職に訪れる有難くない3つの袋
よく結婚式のスピーチで3つの袋の話が出ます。
堪忍袋。巾着袋(給料袋)。金玉袋。お袋。
円満な結婚生活を送るには「すぐに怒らないこと」「お金の管理をしっかりすること」「産んでくれた母親を大切にすること」が重要である
それと同じような感じで無職にも3つの袋があります。
しかも悪い意味で。
初心者無職の3つの袋
まずは3つの袋とは何なのか。
初心者無職に立ちはだかる3つの袋。
それは・・・・・・。
袋叩き。袋小路。胃袋。
国と世間から袋叩きに合います。
カネを失って袋小路に迷います。
胃袋が大きくなってデブります。
無職初心者はこの3つの袋と戦わなければなりません。
袋叩き
無職初心者は国から袋叩きに会います。
無職になったペナルティ。
わたしは3月で退職しました。
4月は無職生活を満喫していましたが5月・6月に恐ろしい請求書が送られてきます。
5月に国民年金保険料。
6月に国民健康保険料と住民税。
無職で無収入にかかわらずとんでもないくらいのお金を請求されます。
おかげで一つの銀行口座が天国に旅立っていきました。
国民年金はおよそ20万円。
国民健康保険料がおよそ42万円。
そして住民税がおよそ20万円。
〆て80万円少々。
なぜカネのない無職から取り立てるのか。
ちなみに国民健康保険料と住民税は前年の収入によって請求額が変わってきます。
高収入を得ていた人はさらに詰むでしょう。
ただ減免や免税という逃げ道もあるので条件に合致すれば助かるかもしれません。
関連:退職したら1年間で払う税金と社会保険はこれだけ必要【まとめ】
また無職初心者は世間からも袋叩き似合います。
みんな大好き給付金。
非課税世帯に何度も配られています。
非課税世帯と言えば無職。無職と言えば非課税世帯。
多くの無職は給付金を貰えます。
そして世間から叩かれる。
ただカネを貰っているのでまだマシです。
一方無職初心者は給付金も貰えずただただ世間から袋叩きにあいます。
今年の年収60万円。
非課税世帯の条件はクリアしています。
しかし今年の住民税5,500円。
給付金貰えません。
無職がみんな給付金を貰えるわけではありません。
ひよっこ無職はカネを貰えません。
給付金は長年無職を続けたご褒美。
無職初心者はただただ世間からの袋叩き似合うだけです。
関連:住民税非課税の壁は厚かった!エベレストよりも高い【無職2年目の住民税】
袋小路
無職は働きたくない。働かないから無職。
当然無職になったら給料がありません。
ただ生きていくだけでカネはかかります。
そこで多くの無職初心者は投資に勤しみます。
投資で生計を立てようと試みます。
退職金を株にぶち込みます。なけなしの貯金を投資にぶち込みます。
投資に無縁だった人が無職になったとたん投資。
カネを失います。
袋小路に追い込まれます。
資産倍増計画。
最近こんなフレーズを耳にします。
国は積極的に投資をせよと囁きます。
NISA最強。iDeCo最強。
囁きます。
投資系インフルエンサーも投資をしない奴はバカだと無責任に煽ります。
投資信託最強。米国投資最強。
煽ります。
それに釣られて多くの無職初心者が株式投資を始めたことでしょう。
国民総投資。
資産を増やしてみんなウハウハ。
投資は儲かる。
ただ右肩上がりで上がっていくわけでもありません。
当然損することもある。
リスクがある。
しかし国は投資をすれば資産が増えることを強調します。
そして分厚い契約書の最後に小さな字で重要事項を書いてあるのと同じように子声で投資は自己責任でと呟きます。
上がる時はいい。
でも下がり始めたら止まりません。
はい。ビックリするぐらい急降下します。
資産倍増計画。現実は資産激減計画。
そんな時でも会社員はまだましです。
最悪給料がある。
だが無職にはそれがない。
資産を投資にフルベットしていたならば詰みます。
俺のカネ返せ~。
言えば言うほど面白いほどに下がっていきます。
ホントこのままじゃ死んじゃうよ。
老後が・・・・・。
ほどほどにしないと詰みます。
それにしてもどこまで沈んでいくのでしょうか。
関連:YouTubeを見て投資の勉強をする無職【もんちゃんの株日記】
胃袋
人の体は不思議なものです。
仕事を辞めるとブクブク横に成長していくようです。
無職は働かない。
ただ働かなくても腹は減る。
その結果、無職はもれなくデブります。
これが育ち盛りの小中高生ならいいでしょう。
ただ50をすぎたおっさんが育っても仕方がありません。
わたしなんてこの1年半で10㎏以上育ってしまいました。
増える体重減る髪の毛。
髪の毛が少なくなった分体重が減ってもいいものですがそれ以上に増えていきます。
激太りで詰みます。
そこでダイエットです。
無職とは激太りとの戦いです。

最後に
初心者無職に立ちはだかる3つの袋。
袋叩き。袋小路。胃袋。
これに加えて期間限定ですけれどももう一つ袋があります。
結婚式のスピーチでも挙げられますが無職初心者にもそれと同じ袋が一つあります。
巾着袋(給料袋)。
無職になったご褒美が期間限定で貰えます。
無職の一時金。
捨てる神あれば拾う神あり。
無職は給料を貰えません。
働いていないので当たり前です。
ただしこの国は働かないでもお金をくれるのです。
何年か働いていると失業給付という有難いシステムがこの国にはあります。
毎月徴収されていた雇用保険。月々1,000円少々。
これが無職になったら何十倍にもなって恩返ししてくれます。
これで昨年100万円ゲット。
失業手当てでウハウハです。
なんやかんやで1年弱。労働無しでカネが貰えます。
※勤続年数によって金額は変わります。
ただ幸せな時は短いもの。
一生続けばいいと願っていましたがはかない夢でした。

今日のひとこと
何事も悪いことがあればいいこともある。
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