「よ~しこれからは今までの睡眠時間を取り返すぞ」
寝る子は育つ。
どんどん育つ。
無職になってぐ~たら度が爆上がりのA係長です。
只今すくすく成長中。
ただし頭が良くなって東大模試のA判定が出たわけでもなく英語が喋れるようになった訳でもありません。
ただ横に大きくなっただけ。
無駄に育ってしまいました。
無職になって爆増した睡眠時間。
これこそ無職ならではのメリットと言えます。
睡眠時間はホント大事。
夜寝て朝寝て昼寝して。
ワンチャン50代の睡眠時間選手権でもあれば日本代表になれるかもしれません。
ただ世の中そんなにうまくはいかない。
いいことは続かないものです。
朝から聞こえる爆音。
ガガガがガガガガ
ギギギギギギギギ
わたしの名誉のために言っておきますけれどもいびきや歯ぎしりではありません。
またどこかで工事でも始まったのか?
眠い目を凝らしながらベランダから外を見てみるとマンションの駐車場に工事車両がズラリ。
音の原因はわたしの住んでいるマンションからなのでした。
そういえばこのマンションが建って30年以上。
そろそろヤツがやってきたのか。
そうこれが噂に聞く無職の天敵「マンション大規模改修工事」なのです。
例えるなら耳元でガラスを爪でギ~ギ~するような感じ。
それが毎日朝から夕方。
それも半年も続きます。
おそらくみんなが思っているよりも5倍は苦痛に感じるほどだと思います。
無職の大敵!マンションの大規模改修工事【12年に一度やって来る】
現在のマンションに住んでから28年。
生まれてから半分くらいはこのマンションで暮らしていることになります。
築5年経過した時点からなので建設されてから33年。
ねこならすでによぼよぼのおじいちゃん。
とゆ~か生きていたら化け猫か。
人間でいえば厄年。(女性の場合)
厄年と言えば災いが降ってくるものです。
厄年を軽く見てはいけません。
わたしなんて厄年に病気になって人生初の入院をしましたから。
厄年には不幸が訪れるのです。
仕事を辞めて無職になってからはや1年。
ストレスから解放されて寝たい放題の日々は終わってしまった。
ストレスフルな生活の始まりです。
無職になった罰なのか。
これを見ているマンション住まいのみなさん。
「人の不幸は蜜の味」と思って笑っている場合ではありませんよ。
そう笑っているあなたにももうすぐ訪れます。
マンションの大規模修繕工事をなぜするの?
「マンション大規模修繕工事」という言葉を聞いた事がありますか?
その名の通りマンションを大規模に直していく工事のことです。
そう大規模にです。
聞くだけでなんかか凄そうじゃありませんか。
なんせ大規模というくらいなのだから凄いのです。
そんじょそこらの改修工事ではないのです。
甘く見てはいけません。
なんたって大規模なのですから。
人間も年を取るとガタが来るのと同じでマンションも年を取ると至る所にガタが来ます。
鏡を見たら別人。
「肌の劣化があ・・・!」と同じようにマンションも時間がたつとボロボロに劣化していくのです。
放っておくと致命傷にもなりかねません。
そこで「大規模修繕工事」ということになります。
これまでにもちょくちょく補修工事はあった。
でも今回は大規模なのです。
何度も言うようですが大規模というくらいなのでそんじょそこらの補修工事とは違うのですよ。
そうまず期間。
ひじょ~に長い。
いつ終わるのだというくらいに続きます。
今回行われた工事内容はこんな感じ。
①足場組立工事
足場やメッシュシートの設置。メッシュシートには塗料の飛散防止や落下物防止といった役割があります。
②下地補修工事
下地補修工事では壁や天井などコンクリート躯体部分に生じたひび割れなどの劣化部分を補修。
③タイル補修工事
年数が経過するとしっかり接着されていたタイルも下地から浮いたりひび割れることがあります。落下などのないように補修します。
④シーリング工事
外壁のつなぎ目やサッシ廻りに使用されることの多いシーリング材は年数が経つことで硬化してひび割れやすくなります。雨水やほこりなどの汚れはほんのわずかな隙間からも侵入します。
⑤バルコニー工事
排水溝や床シート張替、巾木、防水工事を行います。
⑥外壁塗装工事
塗装には美観のほか雨水や汚れからマンションを守るという役割もあります。劣化が進み下地との接着力が落ちると塗装が剥がれその部分から侵入した雨水などがコンクリートを徐々に傷めていきます。
⑦屋上防水工事
コンクリートは耐久性に優れていますが経年で生じたひびなどから内部に水が浸入すると構造部へのダメージを引き起こします。そのため、屋上やバルコニー、廊下といった箇所には防水工事を行い、雨水や汚れなどからコンクリートを守ることが必要です。
こんな感じで住んでいるマンションの工事が終わったのは工事着工から半年以上かかりました。
紅葉がきれいな10月から桜が咲く3月まで。
ホント長かった。
そして次にカネがかかります。
およそ1戸あたり150万円ほど。
ただこれは毎月修繕費の積立をしてすでに払っているので今回は払う必要はありませんでした。
では持ち出しでカネがかからないのか?
ホッとしたあなた安心したらいけません。
毎月修繕積立費として取られているから大丈夫と思ったそこのあなた大丈夫ではないのです。
今回ベランダの室外機の取り外しと再設置で55,000円払わされました。
自己負担分もあるのです。
ではなぜ時間とカネを使ってまで大規模修繕をしなくてはいけないのか?
そもそもする必要があるのか?
強制なのか?
マンションの大規模修繕の一番の目的は経年による建物や設備などの老朽化を原因とした不具合や見た目の悪化などを防ぐことにあります。
建物の安全性を保つことができ資産価値の減少を抑えることができます。
だからほとんどのマンションは「大規模修繕工事」を行います。
ただ~し。
マンションの大規模修繕は必ずしなければならないというわけではありません。
建築基準法第2条では、大規模修繕とは「壁、柱、床、梁、屋根又は階段」などの「主要構造物」のうち一種以上の箇所を半分以上修繕することであると定義されています。しかし実施義務についての記載は、同法だけではなく、他のマンションに関連する法律(区分所有法やマンション管理適正化法など)にもありません。実はマンションの大規模修繕に法的な実施義務はないのです。
しなくても問題はありません。
ただ、カネを取るか命を取るかということです。
マンションの大規模修繕工事は無職にとって罰
今回私の住んでいるマンションは築33年。
まあまあボロイ。
おおよそ大規模修繕工事は10年~15年の間に行われます。
とゆ~ことは最低でも過去に1回は工事があったことになります。
でも全く記憶にない。
何故なのか?
なぜなら以前行われていた時にはわたしは無職で無かったから。
日中働いていたから改修工事の騒音に悩まされることはなかったのです。
大規模修繕工事は大体朝8時過ぎから夕方5時頃までなので働いていたら関係ありません。
やはり大規模回収工事は無職になった罰でした。
無職の大敵!大規模修繕工事
大規模修繕工事はメリットもありますが莫大なデメリットもあります。
特に無職にはデメリット三昧なのです。
日中家にいる無職にとっては耐えなければならないことがいっぱいあるのです。
毎日騒音三昧
すしざんまいならず騒音三昧。
毎日の大音量に耐えなければいけません。
朝寝できません。
昼寝できません。
夜しか寝れません。
無職の常識は世間の非常識。
世間ではこれが普通ですけれども無職にはつらい毎日が続きます。
ただ対策もあります。
やっててよかった公文式。
買っててよかったイヤーマフ。
耳栓とイヤーマフで朝寝も昼寝もできます。
でも横向きでは寝れません。
イヤーマフが邪魔で上向きか下向きでしか寝ることが出来ません。
関連:これで完璧!騒音から解放されるグッズ【耳栓とイヤーマフで完全防音】
いきなり人がベランダに飛んでくる
誰だ誰だ誰だ~空のかなたに踊る影・・・
ガッ〇ャマン?
空を見ろ。鳥だ。飛行機だ。
スー〇ーマンだ!
ベランダのカーテン越しに動く人影。
作業員さんが時々ベランダに現れます。
”人が窓に張り付いてびっくり”そんなシーンに遭うこともあります。
振り向いたら奴がいる状態。
わたしがゴルゴ13なら作業員さんは今ではこの世にいなかったでしょう。
日中カーテンが閉めっぱなし
大規模修繕工事が始まるとマンションが一面黒い布(メッシュシート)で被われます。
ただこのシートは外からは真っ黒で中は見えませんが中からは透けていていつも通りの外の景色を見ることが出来ます。
ビックリするくらい全く気になりません。
外から見えないので例えわたしがベランダで全裸で立っていても公然わいせつ罪で捕まることもありません。
刑法174条(公然わいせつ)
公然とわいせつな行為をした者は六月以下の懲役若しくは三十万円以下の罰金又は拘留若しくは科料に処する。
軽犯罪法第1条20号(身体露出の罪)
第1条 左の各号の一に該当する者はこれを拘留又は科料に処する。
公衆の目に触れるような場所で公衆にけん悪の情を催させるような仕方でしり,ももその他身体の一部をみだりに露出した者
外からは全く見えないのでカーテンをフルオープンして開放的な気分が一見味わえるようですけれども、ただしカーテンを開けることが出来ません。
なぜならガッチャマンやスーパーマンのような作業員が不意内を食らわせるように飛んできます。
ひょっこりはんのように顔を半分出します。
見られたら即犯罪者です。
とゆー事で晴れの日も日の光を浴びることが出来ません。
目が合うと気まずい沈黙が訪れます。
3秒ほど時が止まります。
洗濯が干せない!
「音がうるさくて」「人がいきなりバルコニーにいる」「カーテンが開けられない」他に生活をしていく上で困ることがあります。
ベランダが使えないので外で洗濯物を干せません。
ベランダに物を置いていたらダメなので全て片付けなければならないのです。
物置があったら最悪です。
占有屋のごとく部屋の中に物置が我が物顔で居座ります。
邪魔です。
その結果、室内干しをするか浴室乾燥機で乾かすかの方法しかなく乾燥機のないわたしの部屋はムシムシです。
布団も干せないのでジメジメの布団で寝ることになりました。
乾燥機は必須です。
ただ無職のわたしはカネがないので買えません。
こんな感じで大規模修繕工事は不都合なことが起きます。
「早く大規模修繕工事、終わってくれーー!!」
毎日こう思っていました。
大規模修繕工事が始まったら無職の人は働くことをおススメします。
会社員でもリモートになったら最悪でしょう。
諦めて会社に行くことになるでしょう。
ご愁傷さまです。
関連:無職になったら明日できる事は今日やらないもちろん明後日もやらない【気楽】
今日のひとこと
大規模修繕工事が始まったら無職の人は働きましょう。
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