私は42歳までほぼ貯金がありませんでした。
42歳の時点で通帳の残高がゼロ。
給料が入った時だけ口座に残高がある状態でした。
唯一の貯金と言えば、就職して会社に入った時に加入した「積み立て」と「会社の持ち株」のみ。
それとて月々数千円なので20年分トータルしても300万円。
40代にしてはかなり寂しい資産です。
これらは給与天引きだったので知らないうちに貯まっていました。
でもそれを除くと貯金はゼロ。
いい歳過ぎた42歳のおじさんの全財産が300万円。
普通だったら1年くらい生活したらなくなってしまうくらいの金額です。
ホント馬鹿
若い時からコツコツ貯めていたらと今更ながら後悔しています。
でも10年間で1,000万円貯めることができました。
42歳から10年で貯金を1,000万円以上増やした方法
貯金をしようと思った直接のきっかけは、年代別平均貯金額を見た事です。
よく平均貯蓄額が発表されていますが、40代の貯金額の平均は1000万円以上。
自分は半分にも程遠い額です。
その時思ったのです。
このままじゃ、やばいんじゃない
ですけれども、この時は定年まで働こうと思っていたので、まだ少しは心の余裕がありました。
いていたらとりあえずは給料が入ってくるし、家も実家なので死ぬことはないだろう。
そう思っていました。
そんな時、知人の会社が倒産しました。
もし自分の会社がこうなったら、間違いなく人生終わってしまう。
そこから本気で貯金を始める事にしたのです。
年を取ってお金がない程みじめなものはありません。
平均貯蓄額
総務省調査によると、二人以上の世帯における令和元年の平均貯蓄額は貯蓄現在高(平均値)は1755万円で前年に比べ3万円、率にして0.2%の増加。貯蓄保有世帯全体を二分する中央値は、1033万円(前年1036万円)となっています。
年代別貯蓄額は
29歳未満:354万円、30~39歳:730万円、40~49歳:1,076万円、50~59歳:1,704万円
60~69歳:2,330万円、70歳以上:2,253万円
当時の自分は29歳以下の貯金額しかありませんでした。
まず初めにした事
現在の貯金額はゼロ
貯金のほぼすべては積み立てなのですぐには現金になりません。
給料が入った時だけ自由に使えるお金があるだけ。
まさに自転車操業の状態です。
今はうまく回っていますが、一旦つまづいたらすぐに転落してしまいます。
では何をしたかというと、大きく分けて4つ。
すべて当たり前の事です。
お金が貯まらないのは貯まらない確かな理由があります。
一番の理由は収入と支出のバランス
必要なものにはお金を使わなければいけませんが、それ以上に無駄なお金を使っていました。
趣味などにお金を使う事は、生きていく上で生活に潤いを与えてくれます。
けれども、一部を辞めるだけでお金は貯まります。
ギャンブルを辞めた
まず初めに手を付けたのはギャンブル。
究極の無駄遣いです。
私は若い時からずっとなんらかのギャンブルをしていました。
20代のころは競馬それからパチンコ・スロット。
ひどい時は一年の間に360日くらいパチンコ屋に行ってました。
そりゃお金もたまりませんよ。
勝ったり負けたりでしたが、トータルすれば高級外車くらいは買えていたのではないでしょうか。
全くやめたわけではありませんが、月に1回から2回ぐらいにする事にしました。
それだけでかなりお金が減るのが押さえられました。
おそらく10年間で200万円ぐらいはこれで貯金できたはずです。
持っているものを売った
2番目にしたこと。
それはお金になりそうなものを売ることです。
私は時計が好きでよく買っていたのですが、泣く泣くほとんどを処分しました。
コツコツ集めていたので手放すのが惜しかったのですが、これで300万円以上のお金を手にする事が出来ました。
時計はひとつあればいいのです。
手は何本も無いのですから。
みなさんも探せばお金になりそうなものがあるはずです。
不要な物でもお金になります。
ボーナスは無かったことにした
そして3番目にしたこと。
それはボーナスがなかったことにする。
もちろんボーナスはあるのですけれども、無いものと思って貯金しました。
最初は夏だけ貯金して冬のボーナスは使っていましたが、最後の数年は夏も冬も貯金。
とはいえ夏冬合わせて片手もありませんでしたけど。
でもこれだけでも10年もすれば300万円から400万円くらいは貯まってます。
家計簿をつけ始めた
最後にやったことは、当たり前の事なのですけれども、無駄なお金を使わない事です。
そのために家計簿をつけ始めました。
これは最後の1年からなのですけれどもかなりの効果があります。
毎日家計簿をつけていたらお金を使うのが惜しくなります。
支出を把握することが出来ますしお金が減るのが分かるので効果的です。
ただ1,000万円以上増えたとはいえ、これから一生暮らしていけるわけでもなく、綱渡り人生になりそうです。
今日の一言
まだまだ足りない。
コメント