デパートと言えば「高級品を扱っているところ」「高齢者で高所得者が行くところ」最近では「斜陽産業で倒産している」など、いろいろなイメージがあると思いますが一般的に縮小傾向にあります。
ブランド誘致に力を入れるあまりにその他の商品がおろそかになり逆に客離れを起こしているそんな現状も見られます。
海外製品(特にアジア製)が増え、以前からは品質が低下してSCなど他の業態と比べて差別化ができなくなっています。
デパートには「特別な事が無い限り」行かない、そんな方が多いのではないでしょうか。
デパートでお得に買う裏技・賢い利用方法【これが最強の利用方法6選】
デパートというのは今や「広く、薄く」の品揃えから「狭く、薄く」に言い換えれば「百貨店と言うよりも五十貨店」になっています。
何でも揃っていると思って行ったら思ったものが無かった。
そんな経験をした方もいるのではないでしょうか。
しかも各社、集客の為ブランドショップの誘致に必死でまるでブランド店の集合体の場所のようになっています。
そのためどうしてもその他の商品は専門店には劣ります。
たとえば、家電製品なら大型の家電量販店のほうが品揃えがよいし衣料品なら衣料品専門店、食料品なら食料品スーパーのほうが品数豊富で利用しやすいということです。
かつての高級品の代表と言える「日本製」は姿を消し、今やアジアを中心とした国々の製品が店頭に並び、品質面でも落ちデパートの意味が無くなっています。
これならSC(ショッピングセンター)の方が品数やアイテムにおいて優れているかもしれません。
以前は良く行ったけれど、デパートを利用するのは何らかのイベント、催し物が開催される場合のみでほとんど行かなくなったという方もいるでしょう。
ただ利用の仕方によってはお得になる事があります。
デパートの会員カードは作るな
デパートで特に力を入れている「会員カード」
会計するたびに「カードはお持ちですか」と聞かれます。
実はこのカードには2種類あります。
一つはデパート独自が発行してそのデパートでしか使えない「オリジナルのハウスカード」
もう一つはクレジット会社と提携してデパート以外でも使える「百貨店系提携カード」
その違いは、ほとんどの「オリジナルカード」が年会費無料に対して「提携カード」は年会費がかかる事です。
最近はオリジナルカードは廃止の方向に進み提携カードへの移行を促進しています。
年会費に関しては購買額によって無料にはなりますがもし1年間使わなければ払う事になります。
デパートをよく利用するならば別ですが数回しか利用されない程度ならば作ったとしてもメリットは少ないでしょう。
カードを作る一番の利点はポイントが付く事。
各社に違いはありますが購買額によって3%から最大10%のポイントがつきます。
では作った方が得なのか。
年間で30万円以上買うなら得になりますがそれ以下なら作る必要はないでしょう。
ポイントは僅かですし逆にポイントの為に必要のないものまで買う事になります。
「あと少しで上のランクに上がるから何か買おう」そう思う人もいるでしょう。
得なようで確実に損する行動です。
また対象店舗で高還元率になる一方、通常のポイント還元率は高いとはいえないカードが多いのでヘビーユーザー以外はカードを作ってもあまりメリットを享受することは出来ません。
今持っているクレジットカードがあれば作る必要性はないでしょう。
そもそもデパートは「高所得者を対象」にしていますので、一般の人にとっては無用です。
積立てカードを作れ
逆に作っていいカードがあります。
それはデパートのオリジナルの積立てカードです。
いわゆる「友の会カード」
毎月一定額を積み立てると満期時に決まった額がプラスされるものです。
友の会の積み立ての最大のメリットは満期になると積立額に加えボーナス分が加算された買い物カードを受け取れる点にあります。
1年満期の場合「積立金+積立額の1か月分のボーナス」、半年満期の場合「積立金+積立額の0.4か月分のボーナス」の買い物カードを受け取れるのが一般的です。
たとえば、毎月1万円を1年間、計12万円を積み立てると満期後に13万円分の買い物カードを受け取れる、といった仕組みです。
年会費もかかりませんし期限もありません。
商品券など購買対象外の商品もありますが大部分の商品を買うことが出来ます。
「買うものが決まっている」ならば積み立てしておけばメリットは大きいです。
その他のメリットとして各百貨店が用意する優待サービスを受けられる点にあります。
優待サービスは多岐にわたり、提携ホテルや飲食店、百貨店主催の展覧会などで割引や招待などが受けられます。
友の会カードは「ノーリスク ハイリターン」なのです。
福袋はお得
以前ならば福袋は絶対に買ってはいけないものでした。
何故ならば袋の中に入っているものは「売れ残り」か「福袋専用」に作られていたものだからです。
その多くが在庫処分。
福袋を買う人は普段デパートで買わない人が多くデパートにとってのメリットが少なくただの人集めに過ぎませんでした。
ただ最近は状況が違ってきています。
ひとつは企業の体力がなくなり「福袋専用商品」が作れなくなったこと。
もうひとつがホントにいい「モノ」で無ければ売れなくなったこと。
全部がそうだとは言いませんが今福袋を作っているところはかなりのお買い得品が入っているはずです。
衣料ブランドの福袋は年々少なくなっていますが、もしまだ福袋を売っているならば買って損はありません。
特に中身を開けて見せているところは買いです。
食料品は買え
食料品は買いです。
特に生鮮食品。
実はスーパーと比べても値段はそれほど変わりません。
しかもデパートはスーパーなど他と比べても「信用」をかなり大事にします。
鮮度・産地・取引先等、信用の無いものは取扱していません。
「デパートは高コスト体質だから価格が高い」そのようなイメージがありますが生鮮食品に関しては取引先運営が多く、デパートにロイヤリティを払ったとしても集客で賄えるので価格に転嫁していません。
口にするものなので安心できるものを食べようと思ったらデパートの生鮮食品はお得なのです。
催事場のセール商品は買うな
催事場の商品は買ってはいけません。
特に衣料系はNGです。
催事場に並んでいる商品はそのほとんどが普段店頭に並んでいる商品ではありません。
催事専門の商品がそのほとんどなのです。
デパートで無ければ買えないモノではなくどこでも買えるものですので避けたほうが賢明です。
デパートで買う意味がありません。
催事場で買ってもいいモノは物産展での商品だけです。
お金を使わずに楽しめ
デパートは買い物をするだけの場所ではありません。
場合によってはお金をまったく使わなくても一日過ごせるのです。
中には毎日決まって通勤するかのように来店する人が何人かいますが何も買っていません。
デパートにあるもの。
それはトイレ、書店、屋上にベンチなどの休憩場所etc.。
トイレは清潔で広く快適な空間になっています。
書店も立ち読み禁止ではなく、最近では逆に椅子を用意してゆっくり読めるようになっています。
へたな図書館よりも最新の書籍が読めます。
屋内なので天候にも影響されませんし快適に過ごせます。
のどが渇けば水も飲める。店内を歩けば運動にもなる。
画廊に行けば美術品鑑賞が出来ます。
時間を持て余しているならば行ってみるのも良いかもしれません。
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今日の一言
デパートを賢く利用しましょう。
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