一日禁煙してタバコについて考えてみた【健康とお金を捨てている】

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無職生活

わたしはタバコを吸い始めて30年以上になります。

何度か禁煙を試したことがありますけれども、やめることができずに相変わらず今も吸い続けています。

吸い始めたきっかけは、確か興味本位だったと思います。

その時はもちろんゲホゲホとむせるだけでした。

何でこんなものをみんな吸っているのか不思議でなりませんでしたが、吸い続けていくと変わってきます。

おいしいとかおいしくないとかではなく、習慣になってしまうのです。

習慣的喫煙行為はニコチン依存症であり、ニコチンが人間の脳に作用して依存を引き起こしてなかなかやめることができなくなってしまいます。

吸い続けた結果やめることができず、後悔することになってしまいました。

吸い始めた時にすっぱりとやめていたならば、今の状況はなかったのです。

最初に1本吸ったことによって、だんだんと本数が増えて辞められなくなってしまいました。

わたしの吸い始めてからの推移はこんな感じです。

初期(ライトスモーカー) 8~14本⇒中期(ミドルスモーカー) 15~24本⇒現在(ヘビースモーカー) 25~34本

いまタバコを吸っている人の中には、わたしと同じような方もいるのではないでしょうか。

なぜ急にタバコの事を考えたかと言いますとわたしは会社を退職しました。

その結果収入が無くなりタバコにかかるお金がもったいないと思ったからです。

仕事をしている時なら気になりませんでしたが無収入になったらどのくらいタバコにお金を使っていたのかが見えてきます。

これは税金や社会保険と同じ感じです。

会社員の人は給料から自動で天引きされているので、自分がどのくらい税金や社会保険を払っているのか分からないのではないでしょうか。

でも、退職した時は自分で払うことになるので、税金や社会保険がいかに多いのかが分かります。

わたしは以前タバコが500円を超えたらやめると言っていた気がしますが、そんな事はなく、ともすれば以前よりも多くなっています。

タバコの値段が540円で一日1箱半吸っているので、平均寿命まで生きたとしたらこれから約800万円払うことになります。

煙に800万円払うなんて馬鹿らしくもあり無駄なことだと思えてきました。

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タバコを吸うことは健康とお金を捨てている

わたしがタバコを吸い始めたのは、平成の元年ごろでした。

その当時は、まだお店の中でタバコを吸えましたし、会社の中でも自分のデスクで座って吸えました。

そればかりか電車の中やバスの中にも灰皿が設置されて、吸っている人を見ることができました。

いまでは駅の中でさえ禁煙になり、路上からも喫煙スペースが撤去されて吸える場所がなくなり、喫煙者にとっては住みずらい社会になっています。

全国の成人喫煙率を見てみると、男性27.1%、女性7.6%、男女計16.7%(2019年)。

男性では、1995年以降20歳~60歳代で減少傾向。

女性では、2004年以降ゆるやかな減少傾向。

20歳~40歳代では近年減少傾向だが、50歳代では増加傾向となっています。

わたしがタバコを吸い始めた時の男性喫煙率が50%を超えていましたので、約30年で半減したことになります。

喫煙者の年齢別構成で見ると、やはり世間の喫煙に対する意識がゆるかった時代の高齢者が多くなり、若年層が少なくなっています。

世の中のタバコに対する意識が変わったこともあり、やめる人が近年増えています。

過去に喫煙者だったが現在は禁煙済みとした人の声を聞いてみると、多かったのは「金銭的負担」「美容や健康への配慮」「喫煙所の減少」「子育てへの配慮」などがあります。

「度々の値上げによる金銭的負担から禁煙した」「煙草を吸える場所が次第に減っていき、吸う場所を探すのが面倒になった」「健康、美容によくない、お金もかかる、臭いもつくなどデメリットが大きいと思った」「タバコは値段が高いので節約のために、また健康のためにも禁煙した」などとなっています。

タバコをやめた理由のほとんどが、お金と健康のためとなっています。

金銭的ダメージ

皆さんはタバコの税金がいくらなのかご存じでしょうか。

タバコの代表銘柄にメビウスがありますが、これはひと箱540円です。

このうち税金は約333円で、税負担率でみると61.8%となります。

タバコの他に多くの税金をかけられているものとしては、ビールが48.5%、ガソリン48.4%となっていますが、これと比べても格段に多くの税金をかけられています。

2020年10月に490円から540円になりましたが、今後も値上がりしていくでしょう。

海外では1000円を超えている国もありますので、日本も近い将来そうなるのではないでしょうか。

20歳から平均寿命の80歳までタバコを一日一箱吸い続けているなら、1200万円以上になります。長い間吸い続けていたら莫大な金額になるのです。

昭和の時代は価格も低かったので庶民の嗜好品でしたが、今後は庶民には手の届かない高嶺の花になるかもしれません。

10月に値上げされたときのアンケートでは「今まで通り吸い続ける」が51.2%、「吸う頻度を減らす」が32.7%、「禁煙を検討する」が16.1%で、半数が喫煙習慣を変える考えを持っていました。

やはり金銭的な負担は大きくなっています。

健康へのダメージ

タバコのパッケージを見てみると恐ろしいことが書いてあります。

国内のタバコの箱に下記8種類の警告文が、順次ローテーションで書き込まれることになりました。

喫煙はあなたにとって肺がんの原因の一つになります。
喫煙はあなたにとって心筋梗塞の危険性を高めます。
喫煙はあなたにとって脳卒中の危険性を高めます。
肺気腫を悪化させる危険性を高めます。
妊娠中の喫煙は胎児の発育障害や早産の原因の一つになります。
たばこの煙はあなたの周りの人、特に乳幼児、子ども、お年寄りなどの健康に悪影響を及ぼします。
ニコチンにより喫煙への依存性が生じます。
未成年者の喫煙は健康に対する悪影響やたばこへの依存度を高めます。

このような文言が入るものは他にはありません。

日本だけでなくイギリスやカナダなどほかの国でも同じようにタバコに警告表示が書かれています。

体に悪いと思われているカップラーメンやコンビニ弁当でさえこんなことはありません。

いかにタバコが体に悪いことを証明しています。

厚生労働省の喫煙による健康影響によると、喫煙はがんをはじめ、脳卒中や虚血性心疾患などの循環器疾患、慢性閉塞性肺疾患(COPD)や結核などの呼吸器疾患、2型糖尿病、歯周病など、多くの病気と関係しており、予防できる最大の死亡原因であるとされています。

また、喫煙を始める年齢が若いほど、がんや循環器疾患のリスクを高めるだけでなく、総死亡率が高くなることもわかっています。

喫煙者が吸っている煙だけではなくタバコから立ち昇る煙や喫煙者が吐き出す煙にも、ニコチンやタールはもちろん多くの有害物質が含まれています。

本人は喫煙しなくても身の回りのたばこの煙を吸わされてしまうことで、他人の健康にも影響を与えてしまいます。

禁煙が病院で保険適用されていることを考えると、喫煙していることがすでに病気と言えるのかもしれません。

あるデータでは、タバコ1本あたり5分30秒の割合で寿命が短くなっているといわれています。

1日に概算すると1日20本では110分となります。

「お金」と「健康」のことを考えると、やはりタバコをやめる時が来たのかもしれません。

今日の一言

不健康をお金で買っている。

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