「ブラック企業とホワイト企業」の理想と現実【世の中グレー企業しかない】

スポンサーリンク
雑談

就職は一生を決める大事なものです。

たかだか20歳そこそこで決めた会社がブラック企業だった場合、「その後の人生が終わる」と言ってもいいでしょう。

そもそもブラック企業で働きたいと思っている人なんていませんよね。

ではどのようにしたらブラック企業を避けることが出来るのか。

実際ブラック企業を見分ける事は難しいことです。

ネットなどでブラックだとされていることありますが、本当のところそれが真実なのかは分かりません。

あくまでブラック企業は個々人の考え方でも変わってきますし、世間でホワイト企業と言われていても実はブラック企業だったりもします。

大企業がホワイト企業で中小企業はブラック企業とも言い切れません。

そもそもブラック企業とは、またホワイト企業とはいったいどのようなものを指すのでしょうか。

スポンサーリンク

ブラック企業とホワイト企業とは

ブラック企業とホワイト企業とはいったいどのようなものをいうのでしょうか。

ホワイト企業とブラック企業という言葉は一般的に認知されています。

当たり前ですが、すべての人はブラック企業を回避し、ホワイト企業に入りたいと思うものでしょう。

そしてブラック、ホワイトはどんな基準で分けられているのでしょうか。

ただ、先に言ってしまうとこの世はブラック企業もホワイト企業も厳密には無いと思います。

あるのはグレー企業です。

定義として一応ブラック企業、ホワイト企業はどんなものか見てみます。

ブラック企業とは

ブラック企業とは、極端な長時間労働や過剰なノルマ、残業代・給与等の賃金不払、ハラスメント行為が横行するなどコンプライアンス意識が著しく低く、離職率が高い、若者の「使い捨て」が疑われる企業の総称とされています。

厚生労働省においては、「ブラック企業」について定義していませんが、一般的な特徴として、
① 労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す、② 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い、③ このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う、などと言われています。
引用元:「ブラック企業」ってどんな会社なの?|確かめよう労働条件:労働条件に関する総合情報サイト|厚生労働省

ホワイト企業とは

一方ブラック企業の対義語としてホワイト企業があります。

ホワイト企業とは、就職活動を行うに際して、入社後に福利厚生が整っていたり離職率が低い、各種法令や社内規則を遵守しているとして入社することが好ましいとされている企業のことです。

一言でいうならば「労働者が働きやすい会社」ということになります。

ただホワイト企業は「鳥取砂丘で1円玉を見つける」とか「ニホンオオカミを見つける」それくらい難しいかもしれません。はたしてホワイト企業は存在するのか。

ブラック企業とホワイト企業の境目は

ブラック企業とホワイト企業を見分ける基準としては以下のようなものがあります。

1離職率が低いこと。

社員が入社してから長い期間働いているということは、それだけ働きやすい企業といえます。

2福利厚生が充実していること。

福利厚生には、雇用保険や健康保険などの法律で加入が定められているもののほかに、企業が任意で提供する法定外福利厚生があります。

3残業がなく定時に仕事が終わり休みも取れること。

月残業時間が20時間を下り、残業をしないために仕事の効率化を図ったり、ノー残業デーを作ったりするなどの工夫を行っている。「定時に帰れる」という雰囲気がある。休みもきちんと取れる。

3給料が高いこと。

4パワーハラスメントやモラルハラスメントがないということ。

いわれのない叱責や人事権を盾にした理不尽な命令といったパワハラ、情報や人間関係を遮断して孤立化させたり、私生活に土足で踏み込むようなモラハラがない。

このような基準でブラック企業とホワイト企業を見分けることが出来ますけれども、当てはまるからホワイト企業、当てはまらないからブラック企業だとは単純には言い切れません。

例え給料が高かったとしても、実際はかなりハードな業務だったり、パワハラ横行なんてこともあります。

それでも給料の面から見たらホワイト企業になります。

すべてが当てはまれば別ですけれども、簡単にはホワイト企業とブラック企業を分ける事はできません。

ホワイト企業だと思ったら実はブラック企業だった

わたしの勤めていた会社は、離職率は低く、福利厚生もしっかりして、割と仕事も楽でした。

ただ長時間労働で給料はそこまで高くなく、パワハラなども多少はありました。

これってブラック企業なのでしょうか。それともホワイト企業なのでしょうか。

人によってはブラックにもなり、ホワイトにもなるでしょう。

要はどこに基準を置くかによって決まるものなのです。

少なくともわたしはブラック企業と思った事はありません。

給料が高ければいい人。

給料は高くなくてもいいから定時で帰りたい人。

パワハラ・モラハラが無く、仕事が楽ならいい人。

個人個人の考え方でブラックにもなりホワイトにもなります。

この2つは実は曖昧なものです。

そもそもすべてが当てはまる企業なんて存在しないでしょう。

離職率が低くて、福利厚生がしっかりしていて、残業が無い、給料が高いそしてパワハラ・モラハラが無い、そんな企業見た事がありません。

世間で言うところのブラック企業とホワイト企業を分けるのは難しいものなのです。

何を重視するかで選ぶしかない

先にも言いましたが、すべてが揃っている企業なんてありません。

給料が高ければそれだけ仕事もハードになります。

逆に仕事が楽なら給料が低くなるのは当然です。

何を重視するかによって選ぶしかありません。

苦し時や辛い事もあるでしょう。現在ではどの企業だってホワイトな一面があり、またブラックな一面も持っています。

今後は「働き方改革」がより進み、はっきりとした2極化ができ、ブラック企業は淘汰されることになるでしょうが、今はまだ本当に「真っ黒なブラック企業」が存在します。

就職活動をされている方がいましたら、こんな企業に捕まらないことを願います。

もし不幸にもこのような会社に捕まってしまったらすぐに逃げましょう。

今日の一言

この世には楽な仕事はありません

コメント

  1. deds より:

    どんなホワイト企業でもブラック社員がいたらもうどうしようもないからなあ。
    しかもブラック社員が実務で優秀だったりすると会社もそちらを大事にする可能性もあるし。

タイトルとURLをコピーしました